インターネットにおいて、WordPressを使って、このガジェットブログや、オタク女子向けのニュースサイト・いちごあんなどの複数サイトの運営をしている間野です。

現在、海外VPSのVultr(管理者権限が与えられる仮想レンタルサーバー)でWordPressサイトを運営していますが、その前は、「エックスサーバーや「ConoHa WING
」などレンタルサーバを借りてサイトを運営していました。
WordPress目的で、複数のレンタルサーバを使った経験の中で、初心者が選ぶならこれ!というレンタルサーバを紹介します。
Contents
レンタルサーバを選ぶ前に
WordPressを動かせるのかを確認することが重要

まず、レンタルサーバーを選ぶ際には、WordPressが動くかどうが確認しなければなりません。
WordPressは、「PHP」と「MariaDB」(MySQL)という機能がレンタルサーバーに実装されていなければ使うことはできません。
PHPとMariaDBが対応していれば、WordPressは利用できます。
月額料金が高いけれど、「スペック」を求めるのか?それとも「価格」?
WordPressに対応しているレンタルサーバーは、月200円前後で使えるところから、月10,000円程度かかるところもあります。
値段の違いから現れる特徴として、WordPressを運用するときの “高速さ” や、WordPressサイトへのアクセス数のサーバでの耐性や、サーバからインターネットへの画像ファイルなどの転送量の違いが挙げられます。
WordPress初心者はわかりづらいと思いますが、月1,000〜1,500円程度の月額料金のレンタルサーバー(エックスサーバーなど)を使うと、将来的にサイトが伸びたときにも移転なしで対応できるので、それがいいでしょう。
支払い方法として、クレジットカードが多いため、クレカ契約をおすすめ

レンタルサーバーの料金の支払いは、原則として、クレジットカード払いとなります。
エックスサーバーなどでは、コンビニ払いにも対応していますが、手数料が発生してしまうこともありますし、使いたいときにすぐレンタルサーバを用意することができないこともあります。
クレジットカードを持っていない方には、三井住友VISAカードの入会がおすすめです☆
三井住友VISAカードは、新規入会申し込みで審査が通れば、インターネット上でのショッピングに使えるカード番号が即日発行されます。
急ぎで即日中にレンタルサーバーを用意したい方には、三井住友VISAカードがおすすめです!
WordPressが使えるレンタルサーバ3選!
①エックスサーバー

エックスサーバーは、国内シェア1位のレンタルサーバです。
料金は、990円(X10プランで36ヶ月契約更新時)からで、安いながらも、最新CPUを用いたハイスペックサーバをユーザーに提供していて、WordPressが高速で動作します。
筆者も、小規模サイトでエックスサーバーを使っていますが、多くのユーザーから定評を得ているホストサーバーのハイスペックさや、使いやすいコントロールパネルには非常に満足しています。
コントロールパネルが初心者でも使いやすい点がナイス!
WordPressをインストールする際には、サーバのコントロールパネルから操作をすることが多いですが、エックスサーバーのコントロールパネルからはわかりやすい場所に「WordPress簡単インストール」項目があり、WordPressのインストールも簡単になっています。
それに加えて、WordPressのインストール以外にも、コントロールパネルが項目ごとに分かれているため、エックスサーバーの多機能性も生かされており、初心者から中級者へステップアップした際にも便利だと思いますl
サーバ動作速度がやばいぐらい速い

難しい用語がいっぱいでますが、最新CPU・大量のメモリ・ストレージは「オールNVMe」RAID10を搭載したサーバを提供していて、エックスサーバーは、国内一の最速サーバを実現しています。
とは言っても、WordPressを動作させる環境としては、オーバースペックですが、筆者的にも、レンタルサーバーで動作速度が速いといえるのは、エックスサーバーだけと思っています。

また、エックスサーバーには「エックスアクセラレータ」という機能もあり、WordPressの高速動作も設定が可能です。これは、WordPressのプラグインでのキャッシュ設定なしに、WordPressの動作速度を向上できます。
筆者のWordPressサイトも、この「エックスアクセラレータ」を設定して使っていますが、WordPress初心者でも簡単に設定ができるので、良いですよ♪
契約するなら、「X10」プランで大丈夫
エックスサーバーには、「X10」「X20」「X30」プランがありますが、WordPress初心者は、「X10」プランで十分だと思います。
というのも、「X10」プランでは、サーバーのストレージ容量は300GB(2021年5月2日現在)もあり、大量の画像を使用したサイトも複数運営できるレベルです。
それに加えて、「X10」プランは上位プランとの機能の差はほとんどないので、よほどの大規模サイトでない限り、「X10」プランで問題ありません。
何かあったときの「バックアップ」機能も便利

エックスサーバーでは、ユーザーのデータを初期費用・月額料金無料でバックアップする機能を提供しています。
具体的には、サーバー上のデータを1日1回バックアップ専用サーバーに自動複製し、サーバー領域のWeb・メールデータ「過去7日分」、MySQLデータベース「過去14日分」のデータを保持する「自動バックアップ」機能となっています。
WordPress初心者で、サーバーなどを触る際に間違えてデータを消してしまった!というのはあるあるです。(という筆者も初心者の頃、よくやってしまいました)
→エックスサーバーについてはこちら!
②ConoHa WING

エックスサーバーと並んで、ユーザーからの評価が高いレンタルサーバー「ConoHa WINGです。
ConoHa WINGもハイスペックサーバをホストサーバー(ユーザーに割り当てる領域があるサーバのこと)として採用しています。そして、エックスサーバーとは、スペックのベンチマークテストの結果を競い合って、それぞれのサイトに掲載していますが、ConoHa WINGも国内最速レベルのレンタルサーバーであることは間違いありません。
初期費用なし!最低利用期間もなし!
ConoHa WINGでは、レンタルサーバー利用開始時の初期費用が無料です!
また、1時間ごとに課金されるプランや、長期利用を前提としたプラン「WINGパック」もあるので、「使いたいときにだけ使える」レンタルサーバーとして、ConoHa WINGはおすすめです。
徹底的にシンプルな操作画面が使いやすい
ConoHa WINGの特徴として、コントロールパネルがシンプルという点です。
徹底的に磨き抜かれたUIで、WordPress簡単インストール・かんたん移行機能が利用可能です。
WordPress簡単インストール機能は、ConoHa WINGのサイトでは、最短1分で利用可能としています。
WordPressかんたん移行機能がすごい優秀!

WordPressのサーバ移転をするのは非常に面倒くさいですが、ConoHa WINGなら、サイトのURLや管理者権限があるアカウントのログイン情報などを入力すると、自動的にサーバ移転を行える「WordPressかんたん移行」機能が使えます。
事前に、WordPress側での設定などは必要なく、サイトデータをすべてまるごと一括で移行が可能です。しかも、WordPressプラグインの「All-in-One WP Migration」などでありがちな容量制限がないので、初心者でも簡単にWordPressサイトの移行ができるのは魅力的です!
WordPressで「SiteGuard WP Plugin」プラグインを使って、WordPressログイン画面において画像認証などを導入している場合、ConoHa WINGのサーバ移転機能を使う際にはプラグインの無効化が必要です。
長期利用割引プラン「WINGパック」契約で、独自ドメインが2つまで無料運用が可能
エックスサーバーでも、独自ドメインを取得・移管(独自ドメインの管理会社を変更すること)すると、独自ドメイン1つの運用費用が無料になりますが、なんと、ConoHa WINGでも、エックスサーバーよりも多い独自ドメイン2つの運用費用が無料です!(2つ目は.online / .space / .website / .tech / .site / .fun / .tokyo / .shopから選択)
独自ドメインの運用費用はかなり高いので、それを無料にできるのは、本当に助かりますね。
→ConoHa WINGについてはこちら!
③ロリポップ!レンタルサーバー

3番目はロリポップ!レンタルサーバーです。
筆者も、WordPressデビューをするときに、このロリポップ!のレンタルサーバーを借りていろいろと勉強しました。
後述もしますが、ロリポップ!は初心者向けのマニュアルページもしっかりしていて、WordPressやサーバについて勉強したい方には非常におすすめなレンタルサーバーです。
WordPressが使えるメジャーなレンタルサーバーでは、価格が最安値
ロリポップ!は、ブログ運営でなく、維持費を重視する企業や団体のサイトのバックボーンとしてWordPressを使う用途においては、非常におすすめです。
WordPressが動作する最小プランとして、月220円からの「ライト」プランが挙げられます。
どうしても、WordPressの動作速度は、ロリポップ!の上位プラン、エックスサーバー、ConoHa WINGよりも遅くなってしまうのですが、「とりあえずWordPressを運用したい」「WordPressが遅くても問題ない」という方にはおすすめです。
初心者でもわかりやすいマニュアルが豊富
ロリポップ!といえば、初心者にもわかりやすいマニュアルが豊富です。
今では、VPSを使ってWordPressを運用している筆者ですが、レンタルサーバー初心者の頃には、ロリポップ!のレンタルサーバーを使って、いろいろなことを学びました。
エックスサーバーにも同じようなマニュアルもありますが、筆者のイメージとして、ロリポップ!のほうが、丁寧に書かれていると思います。
また、ロリポップ!は初心者向けレンタルサーバーとして、インターネット黎明期から存在しているので、Google検索で有志による説明が書かれているブログも見つけることができます。
わかりやすいマニュアルに加えて、ロリポップ!が運営する「教えて!レンタルサーバーのこと」というWebサイトでは、ロリポップ!のマニュアルページより一歩踏み込んだ内容を取り扱っています。筆者が今見ても、非常にわかりやすく、とても良いです。
独自ドメイン取得サービス「ムームードメイン」との連携が使いやすい

自分自身のサイトにおいて、「○○.com」(○○は自分自身で決めた任意の文字列)といった感じの “URL” で運用したいとき、「独自ドメイン」を取得する必要があります。
基本的に、独自ドメインを取得すれば、エックスサーバー、ConoHa WING、ロリポップ!はもちろん、同業他社のさくらインターネットの「さくらのレンタルサーバ」、VPS(root権限付きの仮想サーバー)など、好きなサーバで使うことができます。
エックスサーバーもConoHa WINGでも、独自ドメイン取得サービスは提供されていますが、ロリポップ!を運営する会社でも、「ムームードメイン」という独自ドメイン取得サービスが展開されています。
話が脱線しましたが、ムームードメインは、ロリポップ!で使うことを視野に入れて展開されており、ロリポップ!とムームードメインでの利用設定が非常に簡単です。

ムームードメインも、ロリポップ!同様わかりやすいマニュアルが豊富です。
中でも、設定が難しいものの「ムームーDNS」を使えば、独自ドメインをロリポップ!と他社レンタルサーバーやVPSでも使えるようにできる設定がスムーズにできます。
→ロリポップ!レンタルサーバーについてはこちら!
まとめ
レンタルサーバー名 | 価格 | おすすめポイント |
エックスサーバー | 月990円~ | 圧倒的なスペックと国内シェアNo.1という安心感 |
ConoHa WING | 月828円~(※1) | 初期費用なしと時間課金で使いたいときに使える |
ロリポップ!![]() |
月220円~ | 維持費の安さと初心者向けマニュアルが魅力的 |
※1.2021年5月8日現在。WINGパック選択時。
こんな感じで、筆者がおすすめするレンタルサーバをまとめてみました。
基本的に、月100万PVまでWordPressサイトが成長しても、サイトへのアクセスが時間帯によっても変化がない場合、今回紹介したレンタルサーバ3つ(ロリポップ!では、上位プラン変更をおすすめ)で対応可能です。
とは言っても、月100万PVまでサイトが育つのには時間がかかりますが、今回の記事でレンタルサーバ選びの一助になれば幸いです。
ここまで5,500文字となりましたが、読んでいただきありがとうございました。