2018年3月31日に獨協大学外国語学部ドイツ語学科を中退しました。あのクソ大学を中退して全然後悔はしていないんですが、ガジェット好きということもあり、大学でノートPC「VAIO」や「レッツノート」「Mac」などを複数使っていました。

今回、文系大学生であった経験から、2020年度に文系の大学に入学された方でまだパソコンを買っていない方や、2021年度に文系の大学に入学される予定の方を対象におすすめのノートパソコンについていろいろと語ろうと思います。
Contents
大学生活においてノートPCは必須
大学から自分自身のノートPCを買うように指導を受ける大学もあります

大学生活においてノートパソコンは必須です。
筆者が通っていた獨協大学では、ノートPCの購入は必須ではなかった(というか買わなくてOKでした)ものの、自宅にPCがある前提で授業が進んでいました。
関西大学、早稲田大学といった大学では、自分自身でノートPCを買うように指導があるそうです。
ノートPCに関して後述しますが、推奨スペックなどを指定し、学生がどんなノートPCを買えばいいのか任せる大学もあれば、特定のメーカーのノートPCを指定し、それを買うようにさせる大学もあります。
筆者が通っていた獨協大学では、外国語学部の授業だけでなく、法学部、経済学部での授業中にiPadなどを開くことができませんでした。ITに関して思いっきり遅れている大学だと思います。
文系大学生ならレポートの執筆・ゼミなどでのプレゼンに使います

文系大学生はノートPCを買うと、多くの場合、レポートの執筆やゼミなどでのプレゼンテーションの授業に使用します。
筆者の獨協大学の場合、外国語学部ではレポートの執筆はほとんどしなかったのですが、他の学部では比較的レポートの執筆が多いらしく、図書館で自由に使えるノートPCは繁盛してました。やはり自分のPCを持っていると、図書館のPC争奪戦に参加しなくていい他、自宅や “ドトール” や “スタバ” といったカフェでもノートPCを広げてレポートを書けるので、大学から特にノートPCについて言われてなくても、文系大学生なら自分自身のノートPCは持っていたほうがいいです。
獨協大学では、プレゼンテーションの授業があった際には、各教室に設置されていたノートPCにUSBメモリでPowerPointのファイルを読み込ませて発表していたのですが、他大学では、教室に備え付けのノートPCはありません。なので、プレゼンの授業には自分自身のノートPCを持参する必要があります。
履修登録・大学からの連絡の確認・教授などとのメールで使う場合も

筆者の獨協大学において履修登録は不正防止のため、大学が用意した専用のノートPCで行っていたのですが、他大学では、履修登録を自分自身のノートPCで行う必要もあるそうです。
また、大学からの連絡において専用のポータルサイト(イメージとしてYahoo! JAPANの大学バージョン)で確認することや、教授との連絡で大学が用意したメールアドレス(例:example@dokkyo.ac.jpといったメールアドレス)を使ってメールをすることもあるそうです。
文系大学生にはどんなノートPCがおすすめ?
文系大学生がノートPCを買うときに、まず大学からの指示を確認しましょう。スペックなどが定められていることもあるので、それをよく読んだ上で買うようにしてください。
大学が特定のメーカーのノートPCを指定している場合

入学した大学が特定のメーカーのノートPCを指定している場合、それを買う必要があります。
大学が指定したノートPCはスペック的にぼったくりなことがあるのですが、仕方がありません。
ただ、大学が指定したノートPCのサポートは大学生協(大学にある商店)などで行われ、在学中は故障はもちろん、ノートPCを使って何でも不明な点がある場合、無料で相談ができます。
もし、自分自身でノートPCを用意した場合、通常のメーカーの保証は1〜3年で、ノートPCの操作がわからなかったり、ウイルスなどに感染したりした場合、自己責任で対処しなければなりません。
PCに詳しい方でも、生協のサポートサービスは非常に役に立つと思います。ノートPCの故障も在学中には一度はあるはずなので、無料で対応してもらえるのは、自分自身でノートPCを用意するよりかはいいかもしれません。
自分も生協(注:獨協大学には生協はありません)で4年間の在学中に故障などがあった際に無料で対応してもらえるのは羨ましいです。筆者が使っていた「VAIO」も「レッツノート」も「Mac」もそれぞれ一度はメーカーで修理してもらってるのでw
スペックが指定されている場合

スペックが指定されている場合、自分自身でノートPCの各メーカーのサイトを確認して購入しなければなりません。
わからないときには、ヤマダ電機やヨドバシカメラなどの家電量販店やMacを取り扱っているApple Store(日本には銀座、渋谷、新宿、大阪・心斎橋などにあります)に足を運んで店員さんに聞くといいでしょう。
スペックの用語について
ここで、ノートPCを買う際に必要な “スペック” に関しての用語を解説します。
- サイズ:インチで表します。気軽にモバイルできるのは10〜13インチがイメージです。
- 重さ:モバイルノートPCでは1kg程度がベストです。
- 無線LAN:いわゆる「Wi-Fi」です。acと付いているものを選べばベターです。
- バッテリー駆動時間:カタログ値の半分程度が実駆動時間としてイメージしてください。個人的な経験としてバッテリー駆動時間を重視するならパナソニックの「レッツノート」がベストです。
- OS:ノートPCの “入力インターフェイス” の違いです。社会的にマイクロソフト社の「Windows」が使われています。2020年5月現在、最新バージョンは「Windows 10」です。Macは「macOS」が使われています。
- メモリ:PCで情報を処理する際に一時的にデータを保管する場所。イメージとして、机を思い浮かべるといいでしょう。少なくとも4GB、安定して使えるのは8GBです。
- CPU:人間でいうと “頭脳” のことを指します。安定して使えるのは「Core i3/i5/i7」のいずれかです。比較的安いノートPCにある「Atom」や「Celeron」は避けたほうがベターです。
- ストレージ:ノートPCにデータを保存できる場所を指します。読み書き速度が早い「SSD」を選ぶといいでしょう。
ノートPCの選び方がわからないときには
とりあえず性能に関してわからない場合には、大学でOSの指定がなければ、価格を重視するならAppleの「MacBook Air」、性能を重視するならパナソニックの「レッツノート」を買えば問題ないはずです。どちらがいいのかは完全に “好み” で選んでしまっても大丈夫です。
とりあえず家電量販店などで実機を触ってみてください
繰り返しになりますが、家電量販店・Apple Storeなどで実際に実機を触ってみて判断するのがベターです。OSは “使いやすさ” もあると思うので触ってみるのをおすすめします。
個人的には、Macのほうが使いやすいと思います。Windowsは操作が複雑なので、PCに全く触れたことがない方は比較的難しい印象です。
2020年5月現在、Appleから発売されているMacでは、外部接続端子として「USB Type-C」が採用されています。USBメモリやその他周辺機器のケーブルなどでは「USB-A」コネクタが使われており、接続の際には変換アダプターを使わなければなりません。
文系大学生のノートPCには「Office」(Word・Excel・PowerPoint)が必須
「Office」とは?

文系大学生はマイクロソフト社が提供する「Office」が必須です。
Officeに関して何ができるのかは以下の通りです。
- Word:文章作成ソフト。主にレポートを書くときに使います。
- Excel:表計算ソフト。表などを作ったり、複雑な計算などをするときに使います。
- PowerPoint:プレゼンテーションのソフト。発表するスライドを作るときに使います。
大学生ならこのWord・Excel・PowerPointを使いこなせれば問題はありません。
なお、使い方がわからなくても、大学で “使い方” を学べる授業がある(獨協大学ではコンピュータ入門)と思うので、まずは大学に入学したら履修をおすすめします。
「Office」を使うには?
「Office」を使うのには、ノートPCにソフトをインストールする必要があります。
大学によっては(早稲田大学など)、マイクロソフト社と契約し、学生が持つノートPCに無償でインストールできます。しかし、獨協大学のように、自分自身で用意しなければならないこともあるのでその点は大学に十分に確認する必要があります。
もし大学でノートPCの購入の斡旋がある場合には、Officeのインストールなどに関してサポートがあると思うので、それを受けるといいでしょう。
Officeを自分自身で用意する場合に関しては後述します。
「Office」のライセンスを自分で用意する場合

「Office」のライセンスを自分自身で用意する場合、マイクロソフト社のサブスクリプションサービス「Microsoft 365」に加入します。
「Microsoft 365」は、Word・Excel・PowerPointなどの「Office」アプリケーションのほか、オンラインストレージ「OneDrive」の合計1TBまでのファイルを保存できる利用権利、インターネット電話サービス「Skype」の毎月60分間、携帯電話や固定電話と通話できる権利が利用できます。
価格は、2020年5月現在、1ヶ月で1284円、1年で12984円。クレジットカードもしくはVISAデビットカードなどでの決済となります。「Microsoft 365」はコンビニ払いができないので要注意です。
「Microsoft 365」の決済で使うクレジットカードですが、大学生はアルバイトなどで収入がなくても、三井住友VISAカードなどのクレジットカードが作れるのでそれを使ってみるのもいいかもしれません。大学生のおすすめのクレジットカードについてリンク先でまとめているので見てみてください。
なお、同一ユーザーが利用できる制限ながらも、Windows、Mac、スマートフォンの「iPhone」、「Android」(Xperia、Galaxy、AQUOSシリーズ、ARROWSシリーズなどの端末)から5台までインストールが可能です。
「Microsoft 365」に加入すれば、ノートPCだけでなく、スマートフォンからでもWordなどを使用できます。例えば、ノートPCの他にも、スマートフォンでWordファイルの編集もできるので、大学でノートPCを開かなくてもいいという点からおすすめです。
インターネット環境の確保に関して
クラウド化でインターネット環境の確保がほぼ必須
最近では、クラウド(インターネットなどのネットワーク経由でユーザーがサービスを利用できる形態のこと)化が進んでおり、ノートPCを利用する際にはインターネット接続をする必要性が高まってきました。
「Gmail」といったWebメールサービスはインターネット接続をしないと使えないですし、オンラインストレージ(OneDrive、Dropboxなど)もインターネット接続が必須です。
大学でWi-Fiが使えることが多いです

大学では、学生が自由に使えるWi-Fi(インターネット接続ができる電波)が設置されている場合がほとんどです。
筆者の獨協大学では、通常の教室はもちろん、図書館、PC教室、食堂、学生が自由に使えるフリースペースなど至るところでWi-Fiが使えました。
Wi-Fiの接続にあたって、大学によっては、事前の申請がなくても使える場合や、申請をしてWi-Fiを接続するのに必要なIDとパスワードを発行してもらう必要もあります。
大学のネットワークで何ができるの?
大学のWi-Fiにつなぐと、学内限定のサイトにアクセスできます。
例えば、大学のポータルサイトやWebメール、ストレージサービスを使うことができます。筆者の獨協大学では、新聞の過去記事のデータベースに自由にアクセスが可能でした。
なお、学外(自宅、 “スタバ” などの外部のWi-Fiなど)からのそれらのサービスへのアクセスはできないこともあるのですが、「VPN」(注:バーチャルプライベートネットワークの略)を使うことで利用できる場合もあります。これに関して、自分の行っている大学に確認してください。
大学以外の外出先でインターネット環境を確保するには
カフェや公共施設などでは無料で使えるWi-Fiがある場合も

外出先でインターネット環境を確保するにあたって、 “ドトール” ・ ”スタバ” ・ “タリーズ” といったカフェや駅や空港といった公共施設では、無料で使える「Wi-Fi」が使える場合があります。
外出先でノートPCでWi-Fiを使うとインターネット接続ができます。
ただ、無料で使えるWi-Fiは、暗号化がなされてなかったり、セキュリティーキーが共有されていたりするなど、セキュリティが脆弱な場合があります。対策として、セキュリティソフトの販売会社「カスペルスキー」などが提供する「VPN」サービスを使うこともおすすめです。
ドコモも無料のWi-Fiサービスを提供しています

カフェなどの無料Wi-Fi(フリーWi-Fi)のほか、NTTドコモも「dポイントプログラム」に登録が必要ながらも、 “スタバ” などにあるドコモのWi-Fi「d Wi-Fi」を無料で利用することも可能です。
「d Wi-Fi」登録の方法や利用方法に関しては、リンク先を参照してください。
ドコモのWi-Fiは、アクセスポイントなどの設備の管理などがしっかりとなされ、フリーWi-Fiよりも安定した接続が実現されています。登録は面倒くさいのですが、ドコモユーザーだけでなく、au・ソフトバンク、格安スマホユーザーも利用できるので、ぜひとも使ってみてください。
スマートフォンのテザリングでインターネット環境確保も
フリーWi-Fiに次いで、インターネット環境の確保に手っ取り早い方法として「テザリング」が挙げられます。
テザリングとは、スマートフォンの4Gや5G通信をWi-Fiを通して、ノートPCやタブレットに共有する機能のことを指します。
テザリングは、スマートフォンを利用している携帯電話会社のオプション(500円程度)として提供されていますが、オプションに加入し、パスワードの設定など簡単な操作を行うことでテザリング機能を開始できます。なお、格安スマホではオプション加入は不要です。
ソフトバンク・auでは「テザリングオプション」という名称のオプションです。ドコモではテザリングのオプションを契約する必要はありません。
テザリング機能はiPhone・Androidのいずれでも利用できます。
※iPhoneでの「テザリング」は「インターネット共有」という名前になっています。
モバイルWi-Fiルーターを使うという手もあり

テザリングでは、スマートフォンの4G・5G通信を共有することから通常スマートフォン単体で利用するよりもバッテリーの減りが早いのが問題です。
そこで、4G・5G通信を共有する専用のデバイスとして「モバイルWi-Fiルーター」を利用するのも一つの手段です。
具体的には、KDDIの関連会社のUQコミュニケーションズが提供する「WiMAX 2+」(プロバイダとしてGMOとくとくBBなどで加入可能)や、ドコモの「Wi-Fi STATION SH-52A」で「5Gギガホ」を契約して使えます。なお価格はプランによって使えるデータ容量が変わってきますが、平均4000円程度です。
特急列車・新幹線などでノートPCを広げて作業する際には、モバイルWi-Fiルーターを契約するのがおすすめです。また、カフェなどのフリーWi-Fiも電波が届きづらかったり、繋がらないということもあるので、確実にインターネット接続をしたい場合にはモバイルWi-Fiルーターはベストな選択肢の一つです。
モバイルWi-Fiルーターは一人暮らしをしている際に、自宅でのインターネット環境としても使えます。固定回線を引くほど使わなかったり、工事などが面倒な方はおすすめです。
セキュリティソフトは必ずインストールすべき

大学だけでなく、自宅でもインターネット接続をしてノートPCを使う際には、必ずセキュリティソフトを入れるようにしてください。
ノートPCのセキュリティに関してよく言われる代表的な “コンピューターウイルス” は、インターネット接続で必ずと言っていいほど、ノートPCに侵入します。また、ノートPCに向かってハッキングもされることもあります。
筆者もセキュリティソフトが不要とされるMacを使っていますが、月に数度、コンピュータに向かってハッキングを試した形跡が明らかになっています。これに関して、代表的なセキュリティソフトの「ノートン」を使っていますが、もし使わなかったらどうなるのだろう?と気にしています。
Macでもセキュリティソフトは入れましょう。個人情報が流出したら居ても立っても居られないです。
セキュリティソフトは基本的に何でもOK
セキュリティソフトを選ぶ際には基本的に何でもOKです。最近のセキュリティソフトはどのソフトもセキュリティ対策には問題なく、ウイルスの検出率やファイヤーウォール(外部からの不正アクセスを防止する機能)も特に違いはありません。
筆者は、「ノートン」をおすすめします。コンピュータ黎明期から続いているセキュリティソフトで初心者にもコンピュータ上級者でも満足できる仕上がりです。
また、「ウイルスバスター クラウド」もおすすめです。筆者も「レッツノート」で使っていますが、機能が初心者でもわかりやすくなっているので、とりあえず入れておくといったことでも問題ありません。
「ノートン」か「ウイルスバスター クラウド」は価格で選んでもOKです。どちらもコンビニ決済ができます。
まとめ
- 大学生活においてノートPCは必須。
- 大学で生協もしくは家電量販店などでどちらで買えばいいのか確認。
- 大学生なら「Office」は必須。大学でライセンスが提供されていなかったら「Microsoft 365」に加入。
- インターネット環境の確保において、大学では無料で使えるWi-Fiがあることも。
- 外出先でのインターネット環境は、フリーWi-Fi、テザリング、モバイルWi-Fiルーターから。
- セキュリティソフトは必ずインストール。
ざっとこんな感じです。
ノートPCを持っていれば、大学関連以外の用途でも、YouTubeなどを大画面で楽しむことができます。文系の大学生なら、自分自身のノートPCを持っていて損になることはないので、購入することをおすすめします。
ちなみに筆者はパナソニックの「レッツノート XZ6」を使用しています。レッツノートは性能もよく、バッテリーの持ちもいいのでパナソニックストアで一度見てみてください。パナソニックストアのカスタマイズモデルを全力でおすすめします。