KDDI(au)は、au公式アクセサリー「au +1 collection」のラインナップの一つとして、前面に物理QWERTYキーボードを搭載する「BlackBerry」ブランドのSIMフリーのスマートフォン「BlackBerry KEY2」を各地のauショップや公式オンラインストア「auオンラインショップ」で9月7日に発売します。

auオンラインショップでの販売価格は8万9800円で分割購入も可能。SIMフリーで販売されているため、ドコモ、ソフトバンク、mineoなどの格安スマホでも利用可能。
これは日本の携帯電話市場では大きな出来事なはず

キャリアが回線契約を必要としないSIMフリー端末の販売を始めることは日本の携帯電話市場では大きな出来事なはずです。
au的には絶対に「BlackBerry」は売れないと踏んでいるのでしょうか。ドコモも2010年以前にBlackBerryを取り扱っていましたが、ほぼ飼い殺しといった状況。でも、BlackBerryは人気がないとわかっているのでしょう。
しかし、回線契約を必要とせずスマートフォンの販売を行うことは、他キャリアでの使用も頭に入っていると思います。それを踏まえてでの販売価格なはず。
高くても、携帯電話を回線契約不要で買えるのは、日本の携帯電話の契約が2年縛りで買い替えるチャンスが僅かな業界では、画期的なできごとでは。もちろん、SIMフリー端末は契約を必要としないのが一般的ですが、Galaxyなどキャリアでしか取り扱っていない端末も買えたら、格安SIMを使っているユーザーからは魅力的だと感じます。
自分もGalaxyは魅力的だと感じますが、高い回線料金を払ってまで買おうとなると負担が大きく、断念せざるを得ません。
最近の携帯電話業界では、MVNOに対する風通しがよくなってきていて、日本のおかしい携帯電話市場もいい方向に変わっていくでしょう。
[ケータイWatch]